それでもささやかながら、何かをしています。
昨日こんなことがありました。
あるコミュニティーカフェに私はちょくちょく行っています。
そこに89歳のおばあさんが来ているのです。
そのおばあさんは色々な話を聞いて欲しいらしく、
自分の家であったこまごまなことや、昔の思い出などを話すのです。
私は隣に座りながら、相槌を打って聞いていました。
帰りのことです。昨日の夕方は吹雪でした。
私が帰ろうとすると、そのおばあさんも帰るといいます。
道は雪が凍って、滑ります。わたしはそのおばあさんに付き添いました。
おばあさんは足元が覚束ないのです。
横断歩道を渡っていたら、私の腕につかまりました。
家の近くまで、私はおばあさんについていきました。
なんだか自慢みたいですが、私みたいな精神障害者でも、それぐらいのことは出来ると思うと、なんだか自信がつくのです。
人生捨てたものではないですね。